クリニックからのお知らせ

婦人科検診のすすめ(6/17オントナ掲載)

2015年6月1日

今回は婦人科検診についてお話したいと思います。
子宮頸がん検診は子宮の入り口を専用のブラシでこすり、
とれた細胞の中に悪い細胞がないか顕微鏡で見る検査です。
子宮の中を専用のブラシでこすり同様の検査をするのが体がん検診です。一般に子宮がん検診と言われるのは頸がん検診の事です。
5年にわたり札幌市から子宮頸がんクーポン券が該当する年齢の女性に郵送されました。
一昨年度までは20歳、25歳、35歳、40歳が対象で、昨年度は今まで一度もクーポン使用歴のない女性に対して郵送されました。
クーポンを使った場合、子宮頸がん検診は無料です。その他に札幌市では20歳以上の偶数歳の女性に対して頸がん検診は1400円、
頸がん、体がん合わせて2100円で行える補助制度があります。
昨年度、当院では500人を超える方がクーポンを使って検診されました。その中で経過観察を要する方が約10名、治療を要する方が数名見つかりました。幸いなことに進行している方はなく、がんになる前の前がん状態での発見でした。クーポン制度は検診へのそして早期発見への良いきっかけとなりました。勿論、異常がないという結果がベストですが、前がん状態で見つかれば、子宮を摘出する必要はなく、見つかってよかった・・・と安堵することができます。
子宮頸がん、体がん以外の病気を見つけるために婦人科では超音波検査を行います。超音波検査は体には害は無く、子宮や卵巣の構造を詳細に確認することができる検査方法です。子宮体がんは検査を行う時期を選べば超音波検査である程度見つけることができますが、初期の頸がんは見つけることができません。1年から2年に1度のせっかくの機会です。婦人科で検診を受けられる際には子宮頸がん検診と超音波検診を受けられることをお勧めします。

 

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